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  • 執筆者の写真Masaki Nagaya

試みの名鉄犬山線。3


さて、関西大学総合情報学部に学生たちからの質問に答える『試みの名鉄犬山線。』も今回で最終回。名残惜しいが、どんどんいくぞー!

(6)将来の展望について

・永谷さんは話を聞いていると高みを見ていると感じたのですが、これから先の展望や計画があるのですか?あれば教えて欲しいです。

だいたい、カメラマンやライターは、自己顕示欲が強い人間ばかりなのです。写真や文章で食べていけるようになっただけで満足しているヤツはいないと思います。それは芸人と同じで、彼らもひな壇のガヤ芸人では終わりたくないと思っているでしょう。

カメラマンやライターはそれこそ、星の数ほどいます。最近では「副業」として写真や文章の仕事をしている人もいるほどです。つまり、ガヤだらけ(笑)。その中で自分にしかできないことをして知名度を上げたいと思うのは、当たり前だと思っていますが、いかがでしょう。

20年前、私はすべてのレギュラー仕事を失いました。あ、私が何かやらかしたわけではありません。テレビ番組が春と秋に改編されるように、雑誌も誌面がリニューアルされることがあるのです。詳しく知りたい人は、↓この記事を読んでください。

レギュラー仕事がゼロになり、再起するとき、「本当にやりたいと思ったことだけをやろう!」と心に決めました。当然、収入はガタ落ちしましたが、仕事上のストレスは皆無になりました。より一層、仕事が大好きになりました。

そして、50歳になる前にもう一つ、決意したことがあります。それは、「自分にしかできない仕事をする」ということでした。私の撮影した写真が好きだから、私が書いた文章が好きだから、仕事を依頼する。そういう人を一人でも多く作りたい。それが「永谷正樹、という仕事。」につながると思っています。

ブログを毎日欠かさず書こうと決心したのもその一つです。意外と毎日ブログを書くライターっていないんですよね。ブログではカッコつけずに、すべて自分をさらけ出しています。ブログを読まれた方が、私という人間性も理解した上で「コイツと仕事がしたい!」と思ってくれたらラッキーじゃないですか。

今後の展望や計画は↓次の質問の答えとオーバーラップするので、ここでは割愛します。

・今の仕事を何歳までやりたいと思いますか?

身体が動かなくなるまでは、やりたいですね。ただ、エネルギー全開でバリバリと仕事ができるのは60歳までだと思っています。と、なると、あと9年ですよ、9年!それを考えると、今いただいている仕事がとても尊く思えます。

だからこそ、1回1回が最後の仕事だと思って取り組んでいます。本当なら安い仕事は手を抜きたいところですが、不器用な私にはそれができない(笑)。いつまでも貧乏なのは、そのあたりに理由があると思います(笑)。

60歳以降は、専門学校か大学の講師になって、後進の指導にあたりながら、「自分にしかできない仕事」を続けていきたいですね。

(7)その他

・今のこのコロナウイルス感染症で何もかもが自粛を強いられる環境で、私は何をしたらいいのかわかりません。永谷さんなら今のこの状況下で大学生は何をしておくべきだとお考えになりますか。

学生の皆様から寄せられた感想を読ませていただいて、いちばん驚いたのは、「自分は何者か?」と考えたことがない人があまりにも多いことでした。だって、自分自身のことでしょう。誰かが代わりに考えてくれるのでしょうか。親が考えてくれたとしても、はたしてそんな人生は面白いでしょうか?

新型コロナの影響でバイトも減った、もしくはクビを切られたという人も多いと思います。でも、そのおかげで時間ができた。思いっきり、自分自身と向かい合って、「自分は何者か?」を自問自答してみてください。

前にも書きましたが、やりたいことがあっても、それが漠然としていたら、もう一度それが本当にやりたいことかどうかを自問自答するとよいでしょう。そして、少しでも迷いがあればどんどん消去していくのです。

とにかく、徹底的にやってください。切り捨てて、切り捨てて、最後に残ったものが、現時点における「本当にやりたいこと」だと思います。それに向かって歩き出す準備をして、コロナが終息したらイッキに動き出しましょう。

・私はWEBデザイナーとしてお仕事がしたいのですが、外での経験も無い中社会に出て何ができるのかと考え、大学をでて専門に行こうと思っています。やらない後悔はしたくないのですがこの考えはどうでしょうか。

例えば、東京へ行くとしたら、電車やバス、自家用車、バイクなどいろんな交通手段がありますよね。それと同じで、WEBデザイナーという目的さえしっかりしていれば、方法論はいくらでもあります。どの道を選んでも大丈夫です。

ちなみに私が通っていた専門学校には、写真学科の同級生が50人くらいいました。が、現在、カメラマンとして仕事をしているのはわかっているだけで5人しかいません。しかも、講義の中で言い忘れていましたが、私に至っては卒業してませんからね(笑)。

カメラマンとなるためにスタジオや写真館に就職した同級生は沢山いました。でも、若いうちに皆、辞めてしまいました。給料は安いし、休みが少なかったので、遊びたい盛りの20歳には耐えられなかったのでしょう。どうか、WEBデザイナーになるという夢があるのなら、周りに流されずにそれを貫いてください。

・永谷さんが、世の中のニュースなどにアンテナを張るときに特に力を入れていることはありますか。

事件や事故、政治をテーマに仕事はしないと決めていましたから、ニュースを見てもあまりアンテナは反応しません。あ、アンテナというのは、それが仕事になるか否かということです。ニュースには正直、あまり関心がありませんが、テレビから流れてくるさまざまな情報には反応してしまいます。

例えば、静岡県浜松市に『三立製菓』という会社があります。「カンパン」や「源氏パイ」の製造・販売を手がけているのですが、ここの広報担当者である「かにぱんお姉さん」が深夜番組に出ているのを見て、本能的に(笑)会って話したい!と思ったんですね。

それですぐに企画書を書いて、『東洋経済オンライン』編集部に送りました。で、無事にGOサインが出て、↓以下のような記事になりました。

ただ、テレビが情報源となって仕事につながるというのは、実はレアケースです。いちばんアンテナが反応するのは、友人や知人、取材した人と話しているときですね。何気ないひと言が、実は世間ではまったく知られていないことだったりしますから。

・オススメのお取り寄せグルメがあれば教えてほしいです。いつもテレビで紹介されるのを見て、ホームページに行くのですが、売り切れだったりするので、テレビで紹介されていないようなものを教えてほしいです。

うん、イイ質問だ。実は最近、取材をしました(笑)。名古屋でナンバーワンのうなぎ店で、ミシュランでも紹介された『うな富士』のお取り寄せを。その記事が↓これです。

もちろん、実食もしました。それは↓ブログにまとめてあります。

是非、参考にしてください。

・名古屋の隠れ家的なおすすめの名古屋めしのお店はありますか?

愛知県も名古屋市も「名古屋めし推し」ゆえに、隠れ家的な店はありません。どの店も、大々的に宣伝しまくってます(笑)。本当に美味しい名古屋めしが食べたいのなら、このブログのバックナンバーをご覧ください。絶対に間違いありません(笑)。

おっと、もう3000文字を超えた。冒頭で最終回と謳ってしまったが、もう一つの講義『スマホカメラ講座』を受講した学生からも質問が寄せられていることをすっかりと忘れていた。

そこで、次回を最終回として、併せて私から学生諸君へのメッセージも載せることにする。ってことで、明日もお楽しみに!

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